「はい、着いた」




どうやら由美ちゃんの家に着いたようで。


そこは洋太の家の一軒はさんで隣だった。





「ごめんね。重かったでしょ?ありがとう!!
ちょっとお茶でも飲んでいく?」




由美ちゃんはそう言いながら俺から買い物袋を取り上げて、そのまま家のなかに入って行った。



少しだけ由美ちゃんと手が触れて・・・ビックリした。




立ちすくんでいると、洋太がまた小声で話しかけてくる。




「少しだけ寄ってくか?」




「...でも...」




「いいから...少しだけ寄ってこうぜ」




「...あぁ。」