母「莉那っ!ここ病院よ?わかる?」

莉「わかるよ...」

母「先生呼んでくるねっ!」

そういってお母さんは
病院を出ていった。

ふと反対側を見ると
泣いている和がいた。

莉「か...ず?」

和「ヒック...ヒック」

莉「なんで泣いてるの?」

和「俺、莉那のこと守ってあげられなかった。守ってあげれたら、莉那が怪我することなんてなかったのに。」

莉「いいんだよ。」

和「莉那が返事しなかったから、莉那が死んじゃうかもって思って、すごい悲しくなったんだ。」

莉「和...」

和「莉那が生きててよかった。」

莉「ありがとう。莉那ね夢叶えてないから死んだりなんてしないよ?」

和「夢って?」

莉「和のお嫁さんになること。」

和「大きくなったらその夢叶えよう。だから、莉那がまた怪我しないように、守ってあげるね。」


この日交わした約束は
絶対に忘れないと
私は神に誓った。