河原へ着くと、あたし達は土手の緩やかな傾斜に腰をおろし


照り焼きバーガーの包みを広げた。

まだ手に熱いほどの熱があり、濃厚なたれの香りが鼻腔から脳へ直接届く。


はぐはぐと食べ始めれば、体温がじわりと上がり

生きている実感が、胸いっぱいに込み上げてくる。