那李がその部屋のチャイムを押した。 数秒後、年配の男の人がドアを開けた。 「那李様…!今までどこに…。 こちらは…?」 「どけ、藤原。親父は?」 「中におります」 「行くぞ。萌」 奥に進み、もう1つの扉を那李が開けた。 「親父…?」 そこには、笑顔の那李のお父さんがいた。