ガチャ


ゴンッ!


「……………?」


ドアを開けるとともに頭を打つような音が聞こえた


すると…


「……っ痛すぎ」


ドアの端から彼が私を見た


「!!き、昨日の!!」


「…そう、昨日の。ちょうどチャイムを押そうとしてたとこなんだ」


彼はそう言って痛そうに眉を寄せた


「ご、ごめん!まさかあなたが来るなんて…」


私がそう言うと彼はいいよと笑った


「……でも、何で来たの?」


彼は私の前に立った


「……その格好だと、学校に行くんだよね?」


彼は私の質問に質問を重ねた


「………そうだけど」