最近流行ってる洋楽が響き渡る店内はシャンデリアがキラキラ輝いている。
私は狭い更衣室の中で気配を消しながら小声で話す。
「もしもーし!どうしたの?」
「あれ?お前の店ってどこにあるんだっけ?」
「ドレス屋さんが入ってるビルの6階!なんで?」
「いや、先輩がお前のこと見てみたいっていうから」
「は?っていうか、店に来ないでよ?気まずいから。」
「え?は?なんで?」
「気まずいでしょ!プライベートで遊んでるのに。もう友達としてしか見れてないから私」
「えー…でも先輩がさあ…まあ、いいや。分かった。仕事中にごめんな!じゃあ!」