大雨…

団地でいつもの三人プラス後輩の砂羅と遊んでいた。


「みんな〜、翔才知ってるっしょ?」

「あ〜あのカッコイイって言ってた?」

「電話しようぜぇ!」

「ええ、したいしたい!!」

砂羅、ノリノリやな。

私は翔才にメールで許可を得て、電話をする。

砂羅、美羽、愛実香の順で自己紹介した後、私に電話が変わられた。

「遊ぼ!」

『え〜ヤダ〜』

「いいじゃん、暇でしょ〜?」

『暇だけど今度ね〜』

「何でぇ?」

『雨怖い』

きゅん

雨怖いて…
ちょ、ちょ、反則!

私は思わず爆笑してしまった。みんな、ナニナニどうした?と、問い掛けてくる。

「や、翔才…雨怖いて!」

そう言った後、全員爆笑。


色んな人に変わって、盛り上がって、三人にメアドをたかられる私。

「いっとくけど、私の翔才よ!」

「いや!ウチの翔才よ!」

くっそ、砂羅め!

「いや私よ!」

「翔才はウチのが好きだわ!」

そんなやりとりにまた大爆笑。


私は三人にアドをあげて、どんどん仲良くなっていった。