二人はいろんなトコを歩きわまってる。

私たち四人が座ってる目の前には、山岡の一年が放送をやっている。

「あともうちょいなんだけどなぁ…」



翔才と私の事キモっつった、少し小さめの人が鞄を持って、出口に向かう姿があった。

それに反応した山岡の後輩たちは翔才たちの姿をみた。

「え?なになに?翔才帰んの!?」

「え!?」

ウチら四人も心配しながら山岡の一年を見つめる。

「多分帰らないっすよ」
「出てっちゃいましたけど、公園で遊んで帰ってくると思います」

山岡の一年が話しかけてくれた。

ちょ、公園て!!

「ね〜、翔才かっこいいと思わない?」

私が話すと山岡の後輩が目を真ん丸くした。

「え、翔才先輩の事好きなんですか!?」

「やややや!そーゆー事ぢゃなくてぇ!…ただ純粋にかっこいいなと思いまして」

ニヤニヤするにゃ〜!

「でも危ないっすよ、あの人」

「え〜なんでぇ?」

「いや「あ!帰ってきたっすよ」

後輩が後輩を遮った。

案外早いな…

早いね!!?うん