…って言うのは聞かなかった事にして!



そんな行動をとった翔才を山岡の人は「翔才いかち〜」って言って盛り上がっていた。


本当、何であんな荒れてる人がテニス部なんか入ったんだろ?

まぁ、入ってくれなきゃ私と翔才は出会う事なかったし…。そこらへんはいいか。



場所とりをし終え、るいと山岡の方に行った。

「あれだよね〜、マイメロ!」

歩きながらるいがいきなり話しだした。

「え?何が??」

「え、パンツ」

「ちょ」

面白いくて笑ってしまった。それにつられてるいも大爆笑。

「あ、山岡いたわ…どうする?るい話しかけにいってきてよ」

「え〜亜矢がんば!」

え〜、山岡怖いから勇気出ないって…

「坂中来てるかな?」

「ああ、優司?」

優司(ユウジ)は、るいの熟の知り合いで、翔才とうちらの関係を知ってる、ちょっとだけ優男。

「まだ来てないかな〜…とりまどうする?今しかないって!」

ん〜…

どうしよう!

後悔はしたくない!!

よしっ

「市川亜矢!行ってきます!」