初体験は将樹だったし、
初めてだけ知ってる人であれば良かった。
そんな日を繰り返すうちに、
3年生の秋になり、受験が近づいてきた。
さすがにヤバいと思って、塾にまた行き始めた。
ある日の塾の帰りのこと。
「優衣って子でしょー??遊ぼうよ♪」
ピアスをたくさんつけた、
3人の男達が声をかけてきた。
私は次の日はテストがあって、
早く寝たかったから、
声をかけられてるのに
気付かないフリをした。
「ぁれー??無視するなよー。」
さらに無視をして歩き続けようとした。
「無視すんなっつってんだろっ!!」
私は1人の男に腕をつかまれ、
たまたま隣にあった公園の
木が集まっているところへ引きずられていった。