ってあれ・・・定休日!?嘘!?

ドアに「Closed」の札がかけられていた。



そんな・・・あたしはその場にへたり込んだ。

思えば、あたし英志くんのこと何も知らない・・・

家も。学校も。連絡先も。何も・・・。




どこにいるの。待っててくれるんじゃないの!?



「えい、じ・・」


あたしの声は無情にも、届くことはない。


お願いだから。腕を引いてよ。

優しくなくていいから・・・。