あたしは初めて人と付き合って、たくさん幸せをもらった。
悲しいことも、傷ついたこともあったけど、篤志に出逢えなかったら、英志くんにも出逢ってなかったと思う。
最低だってわかってる。
だけど、もう我慢しない。
後悔したくないから。
「篤志はあたしのこと好きだった?」
抱きしめる腕が思ったより弱くて、それが切ない。
「ああ」
「じゃあ、許す」
「え?」
「あの日、あたしに嘘ついてクラブに女の子といたでしょ」
「それは・・・」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…