「兄貴との間、ぶち壊しちゃったかも」 「あーあ。やっちゃったか」 朝からコンビニ弁当にがっつく亜季。 一応、女のはずだけど。 「こんなことしたかったわけじゃねえ」 「本当にそう?」 「は?」 フェンスから街並みを眺めていた俺は、亜季の方を振り返った。