そーいや、篤志の誕生日にあれと同じのあげたっけ。


と、視線を上に向けると、ちょうど男の方が動いたせいで顔が見えた。


「!」





あ、つし…?





女の人の肩に手を置いてるのは、紛れもなく篤志だった。


今、実家に帰ってるんじゃないの…?

どうして、その人の肩を抱いてるの…?


頭を金づちで殴られたような衝撃を受けた。