「やっぱりか。にしても、いつもとタイプ違うなー」
ん?どういう意味よ?
「まあ入って入って。俺、もうすぐ帰るから兄貴待っててやってよ」
まるで自分の家かのように振舞う彼。
にしても、なんちゅー肉体美。
筋肉がヤバイ。鍛えてなきゃああはならないよね。
いわゆる細マッチョってやつ?
「なに独り言いってんの」
彼は濡れた髪をバスタオルで拭きながらこちらに目を向けた。
また、その姿がエロい。
ちょっと!あたし、しっかりしろ!
仮にも彼氏の弟ではないか!
ばかやろう!
「き、気にしないで!てか、弟くんは何歳なの?」
「何歳でしょーか」