ペットボトルを捨てて教室に戻ると、男子たちの大きな声が聞こえてきた。 「皓太の彼女、今日くんの!?」 「お前、声でけーよ」 皓太たちがけらけら笑いながら窓際で話してた。 「今日理奈の誕生日だから。」 なによ、そんな笑顔で彼女のこと話しちゃって。 半分やけになりながら自分の席に戻ると前から声が聞こえた。 「片想いはせつないねー、あやちゃん。」