いつものことなんだけど…やっぱり辛い。


好きだからって押しつけたら迷惑だよね。

バカだ…あたし。


「…千早」

「…早」

「おいっ」

わ、あたしったらつい自分の世界に入ってた。


「ご、ごめんなさい!!なんですか?」

話しかけてきたのはキャプテンの、


西村輝先輩


「タオルない?」


あっ!!タオル


走って来たから、さっきの場所に置いて来ちゃった。


「今取ってきますね」


「おう!!」