朝起きると…… 隣には、愛しいアナタの寝顔。 昨日は隣にいない彼女を気が狂うように探して。 また、傷付けた。 あんな酷い抱き方が出来るなんて……自分の事ながら、ゾッとする。 なぜか狂気めいてしまうんだ。彼女の事になると……。 彼女のあの瞳を見つめてしまうと……全ての欲望が、疼く。 チュ… 寝ている彼女の唇に、キスをする。 ……ほら。すぐに彼女を抱き締めたくなるだろ? ――でもダメだ。 今日は早朝会議だから早く行かないと…。 彼女を惜しみつつ、会社に向かった。 .