「あなたに気に入られなくても結構です。他をあたってください。」


そう言い放つ愛実。

なんで、なんでお前はそうやって人に冷たくあたろうと頑張っているんだ??

今のお前の顔.....苦痛に満ちあふれている......


「まーまー。そんなに怒らないで。」


「あなたがこの手を離してくれれば済むんですけど。」


そう俺に掴まれている腕をあげながら言った。


「だってこーでもしないと逃げちゃうでしょ?あ・い・みちゃん♪」


お前だけは手にいれたい.....

例え、他が全部なくなっても.....

お前だけは.......