―――――…

「彰雅、お前さ
事務所来ないか。」

「えっ…、事務所って
東京にある萩原さんの
hagi事務所ですか!?」

「あぁ、まあ、
そういうことだ。」

「え、でも、なんで、
…俺なんかが。」

「お前もここの稽古で
充分技術を磨いたはずだ。
だから俺の本事務所に
来て、正式に役者として
働いてほしいんだ。

お前もいつまでも
エキストラじゃやだろ?」

「っ!!あ、ありがとう、
ございます!!!」