「ところで、あきちゃん。
なんでこんなとこに?」

「あぁ…。」

俺はバイト探したこと。
事務所に挨拶したこと。
その帰りにここに
惹かれて来たこと。

全て話した。

「そうだったんだ!

あたしもね、
ここ大好きなんだ!

嬉しいときでも
悲しいときでも
いっつもここ来る。」

そう言った彼女の
表情は嬉しそうだった。

「そっか。」