「あ、いや、
そんなんじゃなくって。

まだエキストラとか
ですし…。」

「エキストラだって
充分すごいでしょ〜!

ねっお父さんお母さん!」

「そうだな。」

「そうね!

え、じゃあ、
ドラマとかの最後に
名前載るの?」

「あぁ…まぁ…。」

「わぁすごい!

絶対大物になるよ!」

と、希実が感激中。

「まだまだですけど、
いつか有名な役者
になるのが夢なんです。
そのために今
特訓中っていうか(笑)

ここに引っ越して来たのも
今お世話になってる方の
事務所に来ないかって
誘われて。」

気付けば俺は
こんなことを話していた。