「どうぞ。」

「ほんとすいません。
お邪魔します…。」

希実ん家に入ると、
男の人が一人。

「あ、あたしの旦那。」

「お父さん!
帰ってたんだ〜!

あ、隣に引っ越してきた
あきちゃんだよ!」

「あ、こんばんは!

真田彰雅です。
娘さんには荷物整理
手伝ってもらっちゃって;

図々しく夕飯まで
すいません!」

「こんばんは。

うちで良ければ
いつでもいらっしゃい。
そんな緊張せず、ね!」

とても気さくな方だ。