「え、いや、でも、」

突然のことで
テンパってたら
美幸さんがひとこと。

「うちの希実で良ければ
使って使って〜!

どうせ部屋にいても
暇なんだし。

部活しか脳が
ない子だから。」

「ちょっとお母さん!

今日は部活定休で…
まあ否めないけど!」

「さ!遠慮なさらず。

ねっ?」

圧倒された俺は

「じゃあ、希実ちゃん。

お願いします。」

としか言えなかった。