青く澄み渡った雲ひとつない空。 この空と真逆の心境の 私がいた。 清水 璃桜。 高校一年生。 まだ着慣れない 真新しい制服に身を包み、 人混みの中を流されていく。 きっと、私は今 世界で一番不幸な女だろう。 私の足は、自然と 駅に内装されているショッピングモールの屋上へと向かっていた。 .