俺がリビングに居座って数分夢華部屋から帰って来ない
何でだ?準備とか出来てんじゃねぇの?

そう思ってると階段から勢いよく降りてくる足音
おいおい。お嬢様がなにしてんだよ。
まぁあいつがお嬢様何て初対面な奴らには分からないだろうな
大雑把だし。でも、勉強や運動マナー等は絵になる

「夢華!階段は静かに!」
おばさんが夢華に注意した
「ごめんなさい!」
謝るが動きが素早く、物音が絶えない
「優牙!ごめんっお待たせ!」

「〜〜〜っ//」

夢華は髪を上げてほんのりとナチュラルメイク
少し緩く巻いてある髪がふんわりとしていて少し色っぽい夢華の姿
俺、多分顔真っ赤だな
その証拠にさっきからおばさんが笑っている

「どーした?優牙?遅かったから怒ってる?」
俺の顔を上目遣いで覗いてくる夢華
こいつ無意識なわけ?
まぁ計算してたら質が悪りぃ
「怒って、ねぇよ。おばさん御馳走様でした」

軽く夢華の頭を叩きながらおばさんにお礼を言った

おばさんは笑顔で
「良いのよ!夢華を宜しくね!」
「はい。分かりました。ほれ夢華行くぞ。食料買いに行くんだろ?冷蔵庫とか電気繋いでねぇから時間無くなんぞ。」
おばさんに一列しながら夢華の腕を引いた
「あ、うん!お母さん行って来ます♪」
「では、お邪魔しました」
「行ってらっしゃい♪気をつけるのよー」
おばさんは最後まで笑顔で俺達を玄関口まで送ってくれた