『では、次は楠歩穂さんです。』


わ!私だ!



でなきゃ……




『おっボス~!待ってたぞ~!』


『ボス~!頑張れ~!』


私はボスじゃありません…


あ…足が震える~!


『では、楠さんのアピールタイムです!』


どうしよぉ~何も考えてないよ…


『えっと…あの…』


何言えば…


「貸せっ!」


私の手に持っていたマイクは一瞬にして消えた。


えっ…嵐?


嵐がマイクを持って息を切らして立っている。