昨日…嵐とキスをした…
まだあの時のドキドキが続いてるみたい…
足元がフワフワする…
昨日の帰り道、嵐は一緒に帰ってた啓太と麻美さんに隠れて、ずっと手を繋いでてくれた…
私たち、付き合うことになったんだ…なんか実感わかないよ…
学校に向かう道で、昨日のことを思い出しては赤面して、にやつく顔…
「…お前…大丈夫か?」
この声は…
「嵐!?」
振り向くと嵐が怪訝そうな顔で立ってた。
う…変な顔してんの見られた~!!
「昨日の後遺症だな…」
嵐は私の頭をくしゃくしゃにする。
「もう!せっかくセットしたのに~!!」
「…セットしてたんだ?」
いやいや…それ酷いッス嵐さん…
「もぉ~!!嵐のだってこうしてやる~!!」
私も負けじと嵐の髪に手を伸ばした。
「バカ、やめろって!」
自分はやったくせに…
でも…ちょっと嬉しい…