「ぽっぽ…波都は死なねえ!…きっと…絶対死なねえ!」
「そうだよ…嵐がぽっぽちゃんを置いて死ぬはずないじゃん!」
「……うん…」
『波都嵐くんの関係者の方ですか?』
私たちが励ましあっていると、スーツを着た男の人が2人、話かけてきた。
「警察です。少しお話よろしいですか?」
警察……
「…なんですか。」
「波都嵐くんを刺したのは、この男ですか?」
警察の人は一枚の写真を見せた。
写真には、黒澤が写っていた。
「……たぶん…いえ、きっとこの男だと思います。」
「…そうですか。君達はこの…黒澤和也とはどういう関係ですか?」
どういう関係って…