「うぅ・・・」

 でも、干してある洗濯物とか、仲谷くんに見られてたよね・・・?

 なら、どっち着てもけっきょく1回は見られてるわけで。

 お楽しみ感てきなのはどっちみち0。


 あぁ、下着を仲谷くんの洗濯物と一緒に干すんじゃなかった・・・。

 多分サイズチェックもされてるよね。

 てか、もう水泳の授業があったときにサイズは確認されてるか・・・。


 えぇいっ。

 今さらくよくよしてもしょうがない!!!


 ピンクの水玉!!!・・・・・・・あ、でも子供っぽすぎるかな。


 黒のストライプ!!!・・・・・・あぁ、でも・・・


「あがったぞ」

「ひゃぅっ!!!」

 ドアがオープンされ、そこには髪がぺったりとした仲谷くん。

 体からは湯気があがってる。

「何だ、下着決めてたのか?」

「あ、うん。じゃ、なくて!!!」

 何正直に言ってるの自分!!!

 てか、恥ずかしすぎる。

 下着決めしてるとこを彼氏に見られるなんてぇ!!!


「いいじゃねぇか、下着なんざ」

「へ・・・?」

「どうせ着ても脱ぐんだぜ? 着る意味あるか?」

「あ・・・そっか。・・・って、え!?」

 何納得してるの自分!!!


「で、でも・・・」

 さすがに、裸の状態で仲谷くんの目の前に行くのは。

 はい、恥ずかしいです。

「何だ? あえて着て、脱がせてほしいのか?」

「ち、ちぎゃ!!!」

 何言ってるんだこの人は!!!


「別にいいぜ? それでも。うん、そうだな。お前やっぱ服着て来い」