私は慌てて首を振り


「ううん。嫌じゃないの。嬉しいよ。でも……、私、行ってもいいのかな?」


渉くんの顔を見る。


「最近、ずっと勉強ばっかりだっただろ?だから、息抜きだって思ったらいいんだよ。俺も、勉強、勉強ってなってたし。一緒に勉強していたとはいえ、胡桃の事、ほったらかしだったから……。だから行こうよ」


渉くんは私の頭をくしゃくしゃっとして、笑顔で言ってくれた。


いいよね?

1日くらい……


「うん!行く!!」


私は渉くんの気持ちが嬉しくて、ぎゅっと抱き付く。