「…っふぅ〜」


「なんだもう疲れたのかよ」


「まさか」




現代じゃここまで強い奴は居なかった。



…や、1人いたかも。


でもアイツいつが本気か分かんなかったしな…



まぁいい。



強い奴がいるのは嬉しい事だ。



でも、だからこそ、抑えが効かない。


自分の事が分からない。


どこまでいけるのか、どの程度強いのか。



分からないから、抑えられないんだ。





「土方、死なせたらごめん」


「アホか」




昨日の沖田さんと交えた時と同じ型になる。




「行きます」





ダンッ!


床を蹴ると一気に土方が近くなる。



当たる、と瞬きした瞬間―――