お言葉に甘えてソファにずかんと座って待っていたら先生は走って何かを持ってきた。

「待たせて悪い。これ見てみ?悪い事は言わないから。」

差し出されたのはあたしの成績表wwww


「な……何で今これを見せるんですか?
 先生はあたしの担任の先生でもないのに……」

「お前が空ばっか見てるからこんな点数、順位になんだよ!
 なんだよこれ。数学に関しては後ろに10人も居ないぞ?」

先生は少し怒っているみたい。


ううう。数学は元から嫌い尚且つ勉強してないからなあ…。

「だから俺は思ったんだ。」

「何を?」

「これから成績が上がるまで放課後俺と補習授業だ!」

「えー。っっっっって、えええええーーーー?」


あり得ないでしょ。
放課後は部活があるし、どうすればいいの?


「あ、お前が部活してて部活には必要な奴だってことは顧問からも聞いてる。
 だから……………」

「だから…?」





「部活終わってからやろっか♪」

「えええええええええー??」


部活が終わるのは6時だから…その後からって。
涙が出そうだよお。



「いいか?分かったら返事!」

「はいはい、やればいいんでしょ?」

「はいは1回。ったくお前は先生に向かって敬語を使えよ。」

「使おうとは思ってますけど何か話せないや。
 でも山口先生にだけだから他の先生には敬語使ってるよ。」


「え??俺だけ????
 ちょっ、待てよ!」


あたしは先生の言葉を無視して教室へ帰った。