そして今日も僕は、明日を望む。
約束があるんだ。
2人に会う、2人に会わせる約束が。
「何か少しだけ久しぶり?」
「俺はもっと会ってないんだけど」
先週も会ったばかりの彼に、先々週辺りに会ったのが最後だった先輩が言う。
あの頃よりもずっと近くて、幸せそうに笑う彼らを見ると、ああこれでよかったんだと実感する。
僕は彼も、彼の恋人も大好きだ。それだけは昔も今も変わらない。
なんとなく何かじゃない。
生きていたい。
ずっとずっと、隣に居たい。
そう思える人を先に手に入れた2人が羨ましかったのかもしれない。
だから、やっぱりあの頃の先輩への好きは、これとは違うんだ。