屋上の、鍵の壊れたドアを開けると
後輩2人は、すでに俺を待ち構えていた。
「先輩、」
「遅いですよ」
彼らは2人で1つの台詞を言ったりして、
なんだよ、漫画の双子キャラかよ。
とか、そんな事を時々思う。
2人とも、授業をサボったはいいけれど
行く当てが無く、
彷徨っていた所を保護した。
決して、拉致した訳じゃ無い。
時々言われるけど。
そして俺の隠れ家だったこの屋上に、
いつのまにやら集まるようになった。
それが、最近続く日常。
そしてまた別の日。
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