鬼羅はここら辺じゃちょっと有名な不良グループ。
私は一応、鬼羅のリーダーをつとめてる。
鬼羅は私にとって大切な居場所だ。
メンバーはみんないい奴ばっかで、家族みたいにみんなで
支えあってここまで来た。
みんながみんなって訳じゃねぇけど、心に深い傷を負ってる奴も
沢山いる。みんなは鬼羅でその傷を癒しあってるんだ。

千「そっかぁ。いいよっ分かった。今回は何人位入るの?」
千帆はもちろん私が鬼羅にいるのを知ってる。

沙「うーん…12だった気がする…」
鬼羅は大体今、60位のメンバーで活動してる。
だけど、有名になり始めると鬼羅に入りたいって奴が
増えて、今はオーディションみたいなのをやって
メンバーを選んで入れている。

私はいつもの癖で鬼羅である証のドッグタグを弄りながら
千帆の質問に答えた。

鬼羅のメンバーはメンバーの証として、赤のストーンのついた
ドッグタグとクロスに黒のストーンのついたピアスが与えられる。
そして、引退の時にはそれを鬼羅に返し、鬼羅のメンバーだった
証として、赤と黒のストーンのついたドッグタグを貰える。
まぁリーダーと幹部は例外なんだけどね。
リーダーと幹部はその代ごとにデザインが変わるからさ…