「情けをかけてやったのに、その態度・・・」







 怒りに満ちていく、彼の眼を見ていた。









 唸り声を上げて突進してくる。








 僕は動こうとしない。








 動かなくても平気だから。








 「君に、僕は倒せませんよ」








 僕は鞘から剣を出し、首元に突き出した。