でも・・・。




 君は、死ぬ道理なんてない。





 逆に、生きなければならない。





 幕府のため。





 徳川が為。




 「哉」




 「いいのよ、麗・・・いえ、麗姫。わたくしが決めたことですから」





 ・・・だったら僕はもう、何も言わない。




 好きにしていいよ。





 でも、いざというときは、僕が護る。