以蔵は、きっと処刑になるだろう。



 ねえ、以蔵に罪はあるの?



 ただ大切な人を護りたくて人を殺しただけなのに。



 大切な人を護ることは、罪ですか?



 わかってる。



 いくら護るためだって、人を殺したらいけない。



 そんなことわかってる、わかってる。



 でも、僕は・・・このことを、やめようとは思わない。



 「麗ー!麗!!」



 「どうしたんですか、龍馬さん」



 何か慌てている。



 「今日、武市さんが切腹、以蔵が打ち首になるぜよ!」



 今日、切腹?


 打ち首?



 どうして?



 「どこで、行われるんですか!?」



 「○○広場ぜよ!」


 僕は走った。



 以蔵・・・・・・・!



 武市さん!!



 死んだらいけませんっ!