でも、会いたい。

君に、会いたい。

どうしたら君に会える?

どうあがいても、君と僕じゃ天地の差だ。

仕事をさぼる?

でも、そしたら佐助さんが悲しむ。

僕は、誓ったじゃないか!

佐助さんのためだけに存在すると-----------

今更、何揺れているんだ・・・。

佐助さんは、僕の命の恩人・・・。

一番僕が、護りたいもののはずなのに。

「麗、どうした?明日は仕事だろう?帰るぞ」

優しく微笑む、佐助さん。

ああ、僕はやっぱり、この笑顔を見ていたい。

この人のためだけに、存在したい。

ほかの物は、いらない・・・・・・・。

なのに。

なのにどうして?

どうしてっ・・・・・・・・・・・・・!

「君が、邪魔をするんだっ!」

絶対に伝わらない、この想い。

そして。

優柔不断な自分への嫌味。

この怒りをどこに持っていけばいいのかわからなくて、

僕はあがいた。

闇の中で一人。

「どうっ・・・してっっ!!」

僕は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どうすればいい?????????