「萌行くよ〜」

「まっ待ってぇ〜」

階段をいそいで駆け降り
玄関に急ぐ。

「萌、忘れ物はない??」

「大丈夫!!
ぢゃあ、行ってきます!!」

「行ってらっしゃい」

お母さんにそう伝え、
あわてて家を出た。