「待たせてごめんね・・・今度のライブ佑先輩を誘っても良いかな?」


そう聞けば、奏は快く了承してくれた。


「じゃぁ、達也に言って二枚チケット用意しておいてもらうよ!!」


奏の歌の番が回って来たのか、それだけ言うと奏は「続き楽しんでね」と電話を切った。



最後の言葉が聞こえていた佑介は、彩ににこにこしながら聞く。



「奏ちゃんにも言われたみたいだし・・・・続き楽しむ?」


その言葉に・・・彩の顔は真っ赤である。



「恥ずかしいから駄目です・・・・」



いつまで立っても初々しい彩に、佑介の顔も緩む。



「そういえば・・・水曜何かあった?」




奏との電話で、ライブがどうとか聞こえていた。




「あぁ!!今度の水曜ライブ行きませんか?」



彩は忘れないうちに聞いておかなければと思い、佑介に奏から誘われたライブの話をする。