「みんな、とりあえずその場で聞いてくれ」
いつもは担任の存在さえ無視してるみんなも
今日はわけが違う。
ハヤトが可愛いと言っていただけあった。
確かに・・・男受けする顔だ。
最強の女。
そんな風には全く見えない。
担任がその女に挨拶をするように言うと女は口を開いた。
「早川 ハルカ。ょろしく・・・」
ぼそっとつぶやく。
なんだよ、骨のねぇ奴だ。
ビビって損した。
それはきっと誰もが思った。
「ハルカちゃん??可愛い顔だねぇ。メアド交換しよっか」
ハヤトがそういう。
女は黙ってハヤトの見つめる。
いや・・・見つめるというよりこれは・・・
にらんでる???
「あたし、この学校の頭を探してんの。
アンタ。知ってる?」
そういった。
ハヤトの隣にいるのは俺で、俺が頭だ。