教室に入ると相変わらずざわざわしてる。
何日ぶりだろう。
こんな朝っぱらから学校に来たのは。
俺らが教室に入るとみんなの視線が向けられた。
「なんだよお前ら、」
ハヤトが場の空気を和ませるが・・・・・・
ぶっちゃけ、静まり返っているのは俺のせいだ。
「リュウ・・・」
一人の女が俺の前に出てきた。
「ナミ、」
女の名前はナミ。中学の時からの仲だ。
「リュウ、M校守ってよ」
ぶっきらぼうにいうナミだけど目が心配している。
「なんだよ、お前ら心配してくれちゃったわけ?」
俺の問いかけに
「その女やばいらしいぜ」
「リュウさんでも心配だぜ」
とかなんとか口々に飛ぶ。
「馬鹿野郎」
俺が机をどんっとたたいた。
「俺なら大丈夫だ」
そう言って笑って見せた。
俺の笑顔に安心したのかみんなはまた騒ぎ始めた
その時、扉があいて担任と一人の女が入ってきた。