「よっ北川 話って何?」
「えーっと。」
ヤバイヤバイ
あせるな私!!
落ち着け落ち着け・・・・
深呼吸スーハースーハー

「あのね?一回しか言わないから、ちゃんと聞いてね?」
「おう」
「私ね、あなたのことが・・・・・」


バンッ!!
「ちょっとーー祐!!こんなとこにいたの?
探したんだから!!今日の放課後は私に付き合うっていったでしょ?」

「あぁーワリッ!!今行く」



「ごめん北川、彼女からお呼び出しだわ)笑
話また今度きかせてな、ばいー♪」

「・・・・・・・ウ・・・・・・・・・・・ン」

「ごめーんね?そう、怒るなってー 今日は、いつもよりかわいがるからさっ」
「いつも同じこといってるやんーもうー」
「そうだっけ?ハハハハハ」



石田君って彼女さんいたんだ
彼女さん、可愛かったなー
先輩かな?
私、告白しなくて・・・・・よがっだ・・・・

うぅっひっく
なんか、馬鹿みたい
こんなことで、泣いて
でも、でも・・・・・
なんで、こんなに涙がでてくるのよ!!
うぅぅぅぅ・・・・
うぅぅうぅ・・・・

これって、失恋・・・・だよね?
想いを伝えずに失恋ってあり?
ありだよね?
失恋以外何があるっていうの?



私は長い時間屋上のコンクリートの上にしゃがんで泣いた。泣きまくった。
いや、自然と涙がでて、泣くことしかできんかった。


今日は天気が良くてポカポカしてたのに、
私にはとても、寒く感じた。



私はまた、空虚な闇に落とされてしまった・・・・・