真夜中、人々はみな寝静まり、物音ひとつしない。 そしてこの、屋根の上という空間は、ひとりぼっちの私を、より一層ひとりにさせる。 この孤独感でさえ―、心地いいと感じるようになった。 孤独でさえ、どうでもいいことに感じるような―。