「では、実行委員は今田さんと安藤君にお願いします」

くじ引きで決まってしまった学校祭の実行委員。
私はただただ憂鬱だった。

自分を守るために、常に一人でいるのに、イベント事はおとなしくしよう決めているのに…

「よろしくな!今田さん♪」
…この男は人にテンションを合わせるという事を知らないのだろうか。

常にうるさい彼に良い印象があるはずもなく、私はツンとそっぽをむくことで返事とした。