学校に着いて、靴を履き替えている時、
「真城さん!
これ、読んで下さい!」
そういって、亜弥に渡されたものは、手紙だった。
「手紙…?」
「今の誰なんだ?」
「わかんない。」
こうやって、亜弥が俺といる時に、わざと話しかけたり、手紙を渡したりする奴は多い。
俺よりも自分の方が、亜弥に相応しいとでも言いたいんだろう。
俺はその度に、落ちていく。
俺は亜弥に相応しくないんだろうか。
亜弥には他の奴の方がいいんだろうか。
そんな事ばかりが頭の中を支配する。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…