★ 沙来 ★



タッタッタッ……


響に会える…


そう思うだけで自分の気持ちが足に伝わって早くなる…


走るリズムと鼓動が一つになる…




ガチャ…

んー、いい空ぁ〜。




あ……


何人かお昼食べてる女の子がいた…



少しだけ不安になったけど…大丈夫!って言い聞かせた…



その時……




「沙来っー!こっち!」




私の愛しい彼の声…

すぐに分かる…

分かるんだ…


大好きな人の声…



その人は少し眩しそうに私をいつものように優しく微笑んでた……