★ 響 ★



キンコーン…


4時限目。


俺はニヤけてた。
授業中にもかかわらず…


学校で沙来とお昼は初めてだ…



窓の外を眺める。



そーいえば、いつだっけ?
あいつ思いっきり転んでたな。

馬鹿だよな、子供みたいに。



俺はニヤけてた顔が笑いに変わり、右手で顔を押さえて隠す。



沙来いねーのに思い出して笑える俺。


俺こんなだったか?


自分にも笑えるな…





もう誰かが屋上にいようと全く気にはならない。



二人でずっといるんだから……